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GROOVE TUBE : ウィキペディア日本語版
GROOVE TUBE[ぐるーヴ ちゅーぶ]

GROOVE TUBE」(グルーヴ・チューブ)は、1991年3月20日に発売されたフリッパーズ・ギター通算5作目のシングル
== 解説 ==
「GROOVE TUBE」はアルバム『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-』〔『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-1991年7月10日発売 POLYSTAR CD:PSCR-1024〕からの先行シングルでアルバム収録曲と同内容。カップリングに“パート2”が収録されているため、ジャケットには“パート1”の併記がある。前作「LOVE TRAIN」〔「LOVE TRAIN」 1990年11月21日発売 POLYSTAR SCD:PSDR-1017〕のカップリング曲「SLIDE」で表出したサンプリング手法をより前面に押し出した作品。
一般的に“ネオアコ”とカテゴライズされていた前作『CAMERA TALK』〔『CAMERA TALK』 1990年6月6日発売 POLYSTAR CD:PSCR-1008〕からの大幅な路線変更と解釈された今作について小山田圭吾は「べつにそんなこと言ったら『カメラ・トーク』〔だってネオアコかっつったら、べつにネオアコじゃないっていう……。わかんないけど。それよりも、もっとなんか、僕らの手法とかそういうことがもっと明確になったなあっていう」「だから、あれはサンプラーを駆使して作ったっていう。今回はもうヒップ・ホップの方法論みたいなのがばっちり僕らにハマッちゃったなって気がして。すごい、いい加減なんですけどね。イメージ・サンプリングって言うか」〔『ROCKIN'ON JAPAN』APR.1991 VOL.47(ロッキング・オン)1991年4月16日発行〕と、インタビューで答えている。また、小山田が雑誌『WHAT's IN?』〔『WHAT's IN?』 No.36(ソニー・マガジンズ)1991年4月14日発行〕“SELF LINER NOTES”掲載のために「『このフリッパーズ・ギター史上最もパワフルなシングルは、激しく腰をシェイクするB'zのリズム。布袋を思わせるハードエッジなギター・サウンド。時にクールで、時には熱くハートを締めつけるヴォーカルは氷室のようだ。巷で話題のマンチェスター・サウンドの取り入れ方は、日本一のマンチェスター通ゴーバンズ電気グルーヴか。どこかコミカルで裏がありそうな歌詞はユニコーンの<命果てるまで>と肩を並べ、それでいて骨太なところが往年のパンタを思わせるが、ロックという型に納まりきらないザ・ブームに通じ、大江千里のような隣のお兄さん的素顔がのぞく。BUCK-TICKゆずりの頽廃美とも相まって、KANの<愛は勝つ>に勝るとも劣らない、“頑張れよ、寂しいのはお前だけじゃないんだぞ!”と万人にアピールする優しさをよりリアルにかもし出す1曲となっており、宇都宮美穂さえバンドブームに巻き込むことでしょう。買って』(フリッパーズ・ギター)」という文章を執筆している。一方の小沢健二も、「ただね、ある日決意して悔い改めて作ったっていうんではないですよ。あくまでも自然の流れでこれが出てきたという」「だから、……僕らもともとネオアコだっていう意識ないし、もちろん“ロックは骨がなきゃあ”とか考える人たちではないし、“やっぱりオリジナリティ!”方面の人でもないでしょ? だからそういうフニャモラーな形でチンタラやってて今回みたいに“これは!”っていわれる時がくるっていう。これがフリッパーズですよ」〔と、インタヴューで答えている。さらに「この『グルーヴ・チューブ』はまだワキ毛を出しただけって感じなんですよ。これが出て、次のアルバムが出るまでの間っていうのはフリッパーズ・ファンは一番スリリングだと思う。その間にいろいろと考えてくれればいいなあ、と思う」「今までフリッパーズにピンと来た人って6万人いるんですよ、悪いけど。でも、ピンと来てるわけないんだよね、ただ売れただけで、絶対。だから……僕らが今までやってきた事に飽きたという、それ以外ないですよ。だけど、このシングルでようやく、ホント“ようやく”って感じですよ、わかる人がバッと増幅するっていうのはね……いよいよ次のアルバムは! ってとこなの。そうなんです、ホント」〔と、このシングルの真意について答えていた。
「GROOVE TUBE pt.2」は“パート1”のリミックス・ヴァージョン。オリジナル・アルバムには未収録で、解散後にリリースされたベスト&レア・トラック集『colour me pop』〔『colour me pop』 1991年12月21日発売 POLYSTAR CD:PSCR-1042〕に収録された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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